Home > 特集記事 > 話飲グルメ通信 > グルメ/きた村|マルク・テンペ ピノブラン

伝統的な佇まいを今に引き継ぐ木屋町通、古い木戸門を開けると別世界へ続く小路が広がり、表通りの喧噪が嘘のような静けさに包まれた空間に…。鴨川に面したお茶屋の風情が残るお座敷と掘りこたつのカウンター席で、名物のもち料理やおばんざいとともに、銘酒を楽しめる店として人気。つきたての餅と旬の物をそつなく上手に使ったお料理は、心地よい食感と風味、そして組み合わせの妙で一皿ごとに心ほぐれる。店主のぬくもりあるもてなしは、料理やお酒に向き合う楽しみを思い出させてくれる。京の夏の風物詩、川床も楽しめる。

ピノブランと「蟹のごちそうカクテル」は、お互いの風味を引き立て合う関係です。ほかにも「たらの白子の蕪蒸し(黒米もち入り)」は、蒸した白子と白ワインの見事な相性が楽しめます。優しくてやわらかいディオニーワインは、うちの料理、京料理にぴったりです。

この店は、酒亭が料理を置いてるみたいなとこなんです。ワインもお酒の一つ、かしこまらないで気張らんと飲んで欲しい。おいしい日本酒もいっぱいあります。でもふとワインが飲みたくなった…そんな時、気取らずに注文して下さい。お酒は気軽に楽しむもの。やわらかく上品でミネラルたっぷりの白ワインは、日本料理との相性もよいので、家庭でも手軽に楽しんでみて下さい。