Home > 特集記事 > 話飲グルメ通信 > グルメ/TAMA|フレシア キャトル・フィーユ

青学西門通りに、夜な夜な賑わう店がある。扉を開けると、オープンキッチンが広がり、笑顔のスタッフが出迎えてくれる。料理は沖縄生まれで中国人の父を持つシェフによる沖縄料理と中華を融合させた琉球チャイナ。無農薬野菜のおいしい素材を用い、深夜に食べても翌日胃もたれしない優しい料理を作る。壁際の棚にはこだわりのワインがずらっと並び、客はボトルに書かれた値段を目安にワインを選ぶ。気取らず寛げる雰囲気に今宵もついつい長居する。「ただいま」とか「また来るね」…そんな言葉がピッタリな店。

フレシア キャトル・フィーユには、「自家製腸詰」がピッタリです。香りづけに練り込んでいる沖縄の島胡椒(ピーバチ)と中国の酒玖瑰露酒(メイクイルチュウ)が赤ワインと最高に合います。赤・白問わずに合うのは「そうめんチャンプル」さんまのコンフィのコクとトマトの酸味が絶妙に絡み合い、ついついワインも進みます。お好みで島胡椒(ピーバチ)をかけてどうぞ。

ディオニーワインは、テロワール(土壌)を大切にしていることが伝わるワインだと思います。僕は土が健全であるからこそ、おいしい食物ができると考えているんです。その共通点からか、ウチの料理とも相性がいいですね。ワイン初心者の方にもすぐに使える「選び方」は、「エチケット買い」です。そこから始めて、自分の嗜好を探っていくのも手かと。赤にはスパイシー感、白にはハーブ感のあるお料理と合わせると良いですよ。