こんにちは!國酒担当の中山です。

2025年4月に新しい日本酒、「耕地・京都」が誕生します。



「耕地」というシリーズは、テロワールを表現することを目指したディオニーオリジナルブランドです。これまでに発売された「耕地・兵庫」は、兵庫県産の有機栽培五百万石を使用し、奥丹波の山名酒造で醸造されました。米の旨みがギュッと詰まった純米大吟醸です。

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そして新たに登場する「耕地・京都」は、京都府北部の宮津市にある上世屋(かみせや)地区で育てた無農薬栽培の「亀の尾」を使用し、京丹後市の竹野酒造で醸造されています。

上世屋は、天橋立で有名な京都府北部の宮津市の山間部にある、美しい棚田が広がる小さな集落です。

▲上世屋の風景

「耕地・京都」には、この地でお米栽培と猟師をしている「チャントセヤファーム」の小山愛生氏の亀の尾を使用しています。

小山氏は、米ぬかを発酵させた“ぼかし肥料”を使用し、元気な土づくりを目指した無農薬・有機肥料栽培を実践しています。無農薬栽培は収量が少ないというイメージがありますが、元気な土づくりにより収量も安定しています。

▲奥が亀の尾、手前はコシヒカリ。穂先が銀色に輝くのが、亀の尾の特徴。ラベルの銀色の文字は、この銀色の風景をイメージしています

醸造元の竹野酒造は、三兄弟で酒造りをしています。蔵のモットーは「造り手の見える、安心安全な酒造り」です。また、人と人とのつながり、地域とのつながりを大切にしています。

実は、小山氏は竹野酒造で醸造の手伝いをしていた経験があり、今回のお話を快く引き受けてくださいました。

竹野酒造では、出来上がったお酒を濾過せず、−5℃で瓶詰めを行うため、フレッシュさが特徴です。今回の「耕地・京都」も、精米歩合50%の純米大吟醸を無濾過・無加水で仕上げています。

今回の「耕地・京都」のラベルは、「上世屋の風景」がテーマです。上世屋で紙漉き和紙を制作している和紙クリエーター兼イラストレーターの大江歩氏に描いていただいています。ラベルを通じて、上世屋の美しい風景を感じていただけることでしょう。

ぜひ、小山氏が育てた亀の尾の旨みと、竹野酒造のフレッシュな味わいをお楽しみください。「耕地・京都」は発売中です。

見かけた際には、手に取ってその魅力をお楽しみください!


参考小売:2750円(税込)

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