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特集ワイン
コート・デュ・ローヌの歴史と風土の恩恵を受けた「太陽のワイン」。 甘〜い果実の香りとやわらかなタンニンにスパイシーさが加わった味わいが魅力のワインです。 兄弟だからこそ、成し得た2人の感性が息づくこのワインを味わってみてください!
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シャトー・レ・キャトル・フィーユは、南フランス・ローヌ地方南部オランジュの北東25kmほどに位置する古い町にあります。ブドウ造りを始めたのは、ルイ14世時代の18世紀のこと。その歴史は、300年を経た現在でもフレシア家の子孫によって刻まれています。 1980年、シャトーの名前にもなっているキャトル・フィーユ(4人姉妹)の1人ニコルとその亭主ロジェーの手により醸造所が再建されます。その姿を見て育った子供たちのワインに対する情熱は思春期には確立されたといいます。必然のできごとのようにワインに引き込まれた息子たちが跡を継いだのが1996年。現在は、兄・ヴァンソンが営業を担い、弟・ロマンがブドウ畑の管理から醸造までの指揮をとっています。


畑の管理を行うロマンは、農薬や化学肥料を一切使用しない有機農法でブドウを栽培します。 2002年には、厳しい基準をクリアしエコセール(オーガニック認証団体)の認定を取得。害虫対策に殺虫剤は使用せず、生態系のバランスを崩さない環境負荷の小さい生物的防除法であるフェロモンを用いた害虫のオスとメスとの交信を撹乱して交尾を防げるという方法(交信撹乱法)をとっています。


1997年に知人の醸造設備を借り、試験的に醸造し大成功。その後、ジャック・ネオポール氏の教えを請いながら、本格的に自社醸造・瓶詰めを開始しました。醸造は、15℃以下で低温発酵、長期熟成させるという方法で行います。低温発酵によって、より芳醇な発酵香・アロマを抽出させ、雑菌の繁殖を抑えることができます。長期熟成で大切に醸したワインは、できる限り亜硫酸(SO2)を入れず、自然な状態で瓶詰めします。自然酵母による醸造とは、土地をリスペクトすることという思想が現す通り、テロワールの力みなぎるワインを生み出します。


ビオワインというと、劣化・酸化しやすいと誤解されがちですが、抜栓してから3日間以上おいしく飲んでいただくことができます。ナチュラルでスルスルとしたのどごしが特徴であり、最大の魅力であるのは、飲んだ方なら誰しも感じていることでしょう。品質は格段に高いながら販売価格が1000円代というコストパフォーマンスにも優れた秀逸なワインです。またワインの顔ともいうべき存在のエチケットには、気取らず・気軽に楽しめるこのワインにぴったりな丸形を採用。ビオワイン初心者からワイン好きの方まで幅広いお客様に、味覚・プライスともに喜こばれる自信の1本です。 [フレシア兄弟がセレクトした相性の良い料理:焼きそば、牛肉のグリルや赤ワイン煮、鴨のささみ、カンテルやコンテなどのハードタイプチーズ]

ワインを飲むとき、目を閉じてプロヴァンスの地を思い描いてみて下さい。ヴァントゥ山 (Mont Ventoux)、ミライユ山(Mont miraille)の連なり、アヴィニョンの教皇庁などの美しい景色が広がっています。味わいや香り色からも私たちの土地を表す要素がたくさんあります… 夏の間セミの鳴き声とともに実を成熟させるブドウの木の喜びなどを感じ取ってもらえることでしょう。また、プロヴァンスのローズマリー、ラベンダーなどのハーブや地中海沿岸特有のガリッグ(小石の多い石灰質土壌)からは、ワインに香りとして美しく表現されています。故郷を遠く離れてもその土地の魅力を伝えてくれるもの、それがワインです。私たちのワイン造りに対する強い情熱と熱意こそが、ワインのさらなる発展、また発見に繋がり、そして皆さまとワインを共有することの計り知れない喜びへ導いてくれていると感じています。どうぞシャトー・レ・キャトル・フィーユへお越し下さいませ!