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「トータベロワーズ共同組合」で出会った時は名もないワイン。 少しでも安く日本の市場に届けたい…。そんな願いが、タンク買いという形になりました。 一つのタンクからは約10000本のワインが瓶詰めされます。 そう、もうおわかりでしょう。毎年限定10000本、日本でしか味わえないワインなのです。
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トータベロワーズ共同組合、南フランスはスペイン国境近くルーション地区にある、ペルピニャンの町から北西に30kmほどのところに位置する小さな村トータベルにあります。ここの土地は、ポテンシャルの高い産地として実力が認められており、近年評価が一気に上がっています。モーリーの畑で一房ずつ大切に手摘み収穫したブドウ(グルナッシュ種)をこの共同組合が買い取り、特別に醸造。彼らのワインを追求する姿を目の当たりにし、情熱を肌で感じたディオニーが名付けた名前が「ラ・パッション・グルナッシュ」なのです。


モーリー地区はトータベルよりさらにスペイン国境に近くにある、わずか数十haの小さな産地。ここは、黒いミルフィーユのような薄いスレート状の層が重なるシスト土壌です。ブドウの根がそれらの層を縦断するように地中深く伸びていき、鉄分などのミネラルを豊富に吸収するわけです。そのうえ、水はけが非常によい火山跡地という世界屈指の畑です。ここはフランス最古のワイン産地で、もともとは日常的に飲まれる気軽なワインの生産地として知られていましたが、今では最高の気候と素晴らしい土壌にあった品種(グルナッシュ種)を栽培・醸造することにより個性が表れた上質なワインを楽しめる産地として世界の醸造家の注目を集めています。


2004年からルーションの象徴である太陽のイラストをラベルに描きました。ヴィンテージごとに変わるこのイラスト。2005年には、幸せそうな太陽カップルがワインを楽しんでいます。一説には、彼女の正体は月だという噂も…。ディオニースタッフのワインへの愛着やワインを楽しむ姿勢が伝わるようなラベルだと思いませんか?このようなドラマとともにワインを味わってみてはいかがでしょう。

Real Wine Guide 秋号では、特集「3000円以下の本当においしい赤ワイン」で旨安大賞に選ばれ、表紙を飾りました。広告宣伝をしていないので、口コミで伝わったんですね。


2004年5月ディオニーのスタッフたちは、よいワインを探し求めて、太陽の燦々と輝く南仏ルーションへ。長い間、滞在し、休むことなく探し続けました。結果、このテロワール(地形、気候、土壌などの様々なものが複合的に混ざりあって生じる土地の個性)でのグルナッシュワインの素晴らしさに確信をもちました。さらに自分たちが探し求めているワインのおいしさの軸も定まってきました。とうとう最終日、もうホテルに帰ろうという時に、案内人から紹介されたのが「トータベロワーズ共同組合」。それはトータベルという小さい村にある、本当に小さい小さい農協でした。そこで出会った瓶詰めされただけの名もないワイン。そのワインを口にした瞬間、その素晴らしさは、これまでの苦労を忘れるほど…このワインを日本で販売したいと決断するにいたったのです。初ヴィンテージは2003年、ディオニーオリジナルのワインとして2004年から販売を始めました。